将来独立したい方へ

エステサロンを始めとした美容業界では、比較的開業は難しいことではありません。
エステティシャンとしてどこかのエステサロンに勤務する場合であっても、基本的には誰もが店長候補となることを前提として働くので、長く勤務をしていくと少しずつスキルを磨くとともに接客やお店経営について深く関わっていくことができます。
自分自身のスキルをもとに全くゼロから開業を目指すこともできますが、勤務先のエステサロンで仕事のスキルを伸ばしそこから分店の店長として勤務をしたり、新たなサービスをするときの新規店スタッフとなるようなこともできます。

しかしやはり手に職をつけることができるエステサロン業界においては、自分の力を試すという意味で自分独自のお店を作ってみたいと考えることでしょう。
エステサロン業界で開業をする人が多いのは、少人数から営業を始めることができるということと、施設そのものに最初から多額の費用を必要とはしないことが関係しています。
小さなサロンなら自宅や小さな敷地をお店とし、自分ひとりだけで開業をすることが可能です。
実際そうした個人経営のエステサロンとして営業をしているところもかなりたくさん見られます。
日本国内にあるエステサロンの件数はおおよそ16,000店あまりあると言われますが、これは電話帳に登録をしてある件数のみであり、実際には登録をせずにホームページのみで宣伝をしているところを合わせればまさに無数に存在していると言ってよいでしょう。

ただし、エステサロンの件数が多いということはそれだけ競争率も高い業界であると言えます。
例えば自分が一人のお客としてエステサロンを利用する場合、テレビCMや雑誌の広告などで頻繁に見かけるチェーン店と、はじめて名前を聞く個人経営の店ならどちらを利用したいと思うでしょうか?
以前にどこかいきつけのエステサロンがあり、そこでとても腕の良いエステティシャンさんがいたとして、その人が独立開業をしたということなら言ってみたいと思うかもしれません。
ですが、全くの無名のエステティシャンがいきなり開業をして、すぐにどっとお客さんが押し寄せてくるということはまずありません。
厳しいデータを示せば、日本で営業している全エステサロンのうち、年間売上が1000万円以下のところは全体の約21%にもなっています。
反対に年間売上が1億円以上のエステサロンは約7%と言われており、かなり上下の差は激しいと思った方がよいでしょう。

しかしだからといって個人でお店を開いても100%失敗するということではありません。
先にも述べましたが、独自のサービスを展開することにより個人のお店として長く営業を続けることができているエステサロンも数多く存在しています。
スタートラインはどこにでもあるのがエステ業界です。
問題はそこからどの方向にどんなふうに進んでいくかということです。
ですので安易に開業を考えるのではなく、しっかりと事業計画を練った上でお店の作り方やサービス方法を戦略として立てていきましょう。
そうすればきっと成功への道は見えてくるはずです。